1等総額530億円のメガミリオンズの結末

キャリーオーバーが積み重なっていたメガミリオンズの当選者が出ました。

1等総額530億円に

米国のメガミリオンズで1等が18回連続で出ていませんでした。
(18週という報道もありますが、週2回抽選なので9週間です。)
そのため、3/30抽選で1等賞金総額が6.4億ドル(約530億円)でした。
1回前が3.63億ドルなんで、キャリーが増えて話題となり、売上急増です。

これは、メガミリオンズの公式サイトによると世界記録のようです。
今までの最高は、2007年のメガミリオンズの3.9億ドルとのこと。
(4/8追記)
その後の集計で賞金が膨らみ、6.56億ドル(約540億円)になったそうです。
抽選後の公表数字(公式サイトにも記載されてた)は、概算だったのですね。

1等はいくらになったか?

1等が1口なら、文句なしの史上最高賞金額でしたが、3口当せんでした。
キャリーオーバーが積み重なると、購入額も増えて複数当せんしやすいです。
2007年の3.9億ドルのときも、2口当せんでした。

3口当せんなので、1口当たりの当せん額は2.13億ドル(約176億円)です。
米国の宝くじは、分割払いの当せん金額ですが、一括払いも選択できます。
一括払いで税引き後の受取額は、約1.1億ドル(約90億円)となります。

賞金額としては世界最高ではないの?

一括払いの税引き後の受取額だと100億円クラスはけっこう出ています。
残念ながら3口も当せんしたので、世界最高は更新しませんでした。
今までの最高は、日本円換算だと200億円ほどのユーロミリオンズですね。

当たった人は?

米国では当選者を公表が原則なので、そのうち誰が当たったか分かります。
ただ、今のところはカンザス、イリノイ、メリーランドの3州でそれぞれ1枚ずつ販売されたことが分かっているだけです。
米国の高額当選者は「通常、法的問題について弁護士と徹底的に話し合うため、当選者が名乗り出るまでには数日から数週間かかることもある」そうです。
(4/8追記)
州によって取り扱いが違い、カンザスとメリーランドでは本人が望めば匿名にできるそうです。
イリイノ州では特定されるそうです。

メガミリオンズってどんなくじ?

日本のロト6のように自分で数字を選んで購入する宝くじです。
56までの数字から5つ選び、46までの数字からもう1つ選びます。
5つの数字は順不同ですが、5つの数字ともう1つの数字が当たれば1等です。

1等の確率は約1.76億分の1と、かなり当たりずらくなっています。
日本のロト6は43までの数字から6つを選び、1等は約610万分の1です。
ロト6より約28.8倍も当たりにくい宝くじなのです。

以前は米国では州によってメガミリオンズかパワーボールのどちらかでした。
2010年から両方の州が増え、多くの州でメガミリオンズを買うことができます。

—-4/8追記—-
カンザスの1人が4/6に弁護士や金融アドバイザーを同伴して名乗り出たそうです。
1.58億ドル(約128億円)の一括払いを望んだそうです。税引き後約90億円。
匿名を希望したそうなので、あまり詳しい情報は出ないかも。

—-4/12追記—-
メリーランドで共同購入で当てた3人が複数のフィナンシャル・アドバイザーとともに名乗り出たそうです。
こちらも一括払いを望み、税引き後は1人3500万ドル(約30億円)の受取りです。
教師2人と学校職員1人で、20代の女性と30代の男性、そして50代の女性でした。
みんなパートタイムだそうで、アメリカの公立学校教師では普通なのかな?
「現時点において、先生方全員は公立学校での仕事を続けると話していた。学年末までではなく、もっと長く」だそうです。
20枚ずつ60枚の共同購入だったので、60ドル(約5千円)が1.1億ドルになりましたとさ。

—-4/20追記—-
イリイノ州の最後の1口の当選者も名乗りでました。
60歳代のバトラーさん夫婦で、こちらも一括で約1.1億ドルの受取りです。
コンビニエンスストアで3ドル分(3口)の宝くじで1等に当たったそう。
少ない枚数でも当たるときは当たるんだね。
「当せん金で新しい車を買い、メジャーリーグの地元チームの応援に行く他は、企業などに投資したり、子供や孫らに財政的支援をしたりしたい」だそうです。

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