お前の当てた宝くじは俺らと共同購入だったはず!

海外ですが、共同購入をめぐるトラブルのニュースがいくつかありました。
共同購入していた仲間が高額当せんしたら、疑いたくなりますよね。

共同購入したはずと当せん者が敗訴

米ニュージャージー州で3/17に宝くじの当せん者が敗訴しました。
この人は2009年に3850万ドル(約32億円)を当て、一人で賞金を受取りました。
実は2007年から6人で共同購入をしており、他の5人に訴えられたのです。

税引き後の一括受取額は1700万ドルほどかと思いますが、弁護士費用を差し引き一人約200万ドル(約2億円)の支払いが命じられました。
せっかく当てたのにこの当せん者は犯罪者になって、しかも今さら計1000万ドルの支払いなんで、いくら使ったかによりますが、いくら残ることやら。

裁判にまでなるということは、購入番号を共有していなかったのでしょう。
敗訴が決まって、「5人に当せん金を強奪された」とコメントしたそうです。

共同購入してないと当せん者が勝訴

逆に、共同購入したはずと訴えたが当せん者が勝訴した例もあります。
先日ブログで紹介した事例ですが、約1億円が当たった当せん者の元カレが、購入金を出したのは自分で、当たったら分けあう約束だったと訴えます。
しかし、裁判では共同購入していたと認められず元カレが敗訴しました。

530億円メガミリオンズも共同購入でもめる?

先日紹介した1等総額が過去最高の約530億円の宝くじも怪しい噂が。
3口の当選のうち1口が共同購入のくじだともめているそうです。

ニューヨーク・ポスト紙は、ボルティモアに住む7人の子供を持つシングルマザーが間もなく名乗り出ると報じている。この女性はマクドナルドの店で働いており、職場の同僚たちは共同で購入したくじだと言っているが、女性は当たりくじは代表して購入した共同くじではなく、自分が別に買ったくじだと主張しているという。

この人が当せんしたと公式には名乗りでていないく、真実か分かりません。
ただ、共同購入でありえる問題だなぁと思いました。

(4/8追記)
マクドナルドの人が当てたというメリーランド州では、他にも当てたとメディアに出ている人がいるそうです。
ただ、誰も宝くじ事務局に換金に行ってないし、当せん券を両者とも見せていないそうです。

(4/12追記)
結局、メリーランド州で当てた人は別の3人組でした。
こちらも共同購入でしたが、預かってた1人はきちんと残り3人に報告しました。

共同購入してハッピーな例も

悪い事例を挙げましたが、多くは皆で仲良く賞金を受取るでしょう。
先日もイギリスのバス運転手が12人で当せん金を受取ったそうです。
総額3800万ポンド、一人当たり310万ポンド(約4億円)と仕事を辞めるに充分な高額です。
でも、運転中のバスの乗客を途中で降ろして、仕事を放棄した人がいるそうですが、それは人としてどうなんだろう。そんな国民性なのかな?

宝くじのグループ買いは心配事がいっぱい

日本では共同購入のトラブルをあまり聞きませんが、本当はあるかも?
日本の当せん者は表に出ないので、実はグループ買いしていた仲間の誰かが賞金を受取っていたかもしれませんよ。

海外では1等賞金が超高額なくじが人気なこともあり、共同購入が多いです。
日本では高額になったといっても、totoBIGの6億円程度です。
賞金上限が引き上げられた宝くじですが、最高10億円程度まででしょう。
(チャリロトとかは12億円までありますが、ネット購入だけ)
そのぐらいなら、リスクを冒して共同購入せずに一人占めがよさそうな。

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