宝くじの世界最高額を大幅更新!税引き後、一括受取で手取り約706億円!!

10月24日抽選(現地時間10月23日)の米メガミリオンズで約15億ドル(約1720億円)の当たりが出ました!
一括受取で手取りでも過去最高額の約2倍で記録を大幅に更新です!

当せんした宝くじ

今回の1等約7.6億ドルとなったのは、アメリカの宝くじメガミリオンズです。
アメリカにはパワーボールとメガミリオンズという2大高額くじがあります。

メガミリオンズは2017年10月からルールが変わり、1~70から5個、1~25から1個の計6数字を選びます。
1等258,890,850分の1から1等302,575,350分の1になっています。
日本のロト7より約29.4倍、当たりにくいですが、当たれば100億円規模。
ロト7の1等期待値は6億円で、その29.4倍は176億円。
30倍ぐらい当たりにくいけど、30倍ぐらいの賞金がもらえる宝くじです。
2000万分の1と当たりにくくなった年末ジャンボより15倍当たりにくいです。

ロト7などはキャリーオーバーが積み重なっても上限額が決まっています。
メガミリオンズやパワーボールは上限がなく超高額になることがあります。
キャリーオーバーが溜まっていたので日本でも先週から話題になってました。
1枚2ドルで全通り買っても約6億ドルですからね。売り上げも急増です。
(注:当せん金に税などかかるし、複数枚当せんなら山分けなので全通り買いは損する可能性が高いですが。)

賞金額は15.37億ドル(約1720億円)を30年の分割払いで受け取れます。
29年ではないです。
通常は金利などから一括払いの方が有利なため、一括払いが選ばれます。
一括払いだと8.78億ドルの受け取りとなります。

更に税金がかかります。州や外国人かによっては税金の額は変わりますが。
今回のサウスカロライナ州だと連邦税24%に加えて州税が7%の計31%です。

日本や他の国の宝くじと比較するには税引き後の一括払いの金額で考えます。
今回当せんの税引き後一括払いだと6.30453億ドル(約706億円)となります。

なお、30年の年金受取だと税金がかからないという記事もありますが、そんなことはありません。少額なら年間の受取額が税金かかる額より低い場合もあるだろうけど。
早くも州税をどう使うか議論?(学校バスの整備に使ってくれだの教員の費用にしてくれだの)もされているようです。

サウスカロライナ州だと外国人でも課税されるそうで、当せん者が一括受取を選択すれば6140万ドル(約69億円)の州税になり、分割なら毎年5%ずつ受取額が上昇するので一定ではないけど年300万ドル(約3億円)の収入になると言われています。

ちなみに、日本人がサウスカロライナ州でこのメガミリオンズを購入していて、帰国前に当せん金を受け取れば違法ではないはずで、一括受取で現地税を払ったあとの706億円に帰国時に一時所得の税金を日本国にも支払うことになります。なお、海外で所得税を払っているので外国税額控除には該当すると思います。
(本当に日本人だったら税理士などによくご相談ください。)

これまでの記録

これまで記事にした世界最高額の推移は次のとおりです。

2010年10月約1億7770万ユーロ(約200億円)スーパーエナロト(イタリア)

2011年7月約1億8500万ユーロ(約203億円)ユーロミリオンズ

2012年3月約2.1億ドル(約176億円)が3口 米メガミリオンズ

2012年8月約1億9000万ユーロ(約184億円)ユーロミリオンズ

2013年5月約2.6億ドル(約260億円)米パワーボール

2016年1月 約2.3億ドル(約271億円)が3口 米パワーボール

2017年8月 約3.4億ドル(約368億円) 米パワーボール

2018年10月 約6.3億ドル(約706億円) 米メガミリオンズ

日本円換算だと世界最高額の更新じゃないのもありますが、今回は文句なし。
今までの記録の約2倍の大幅更新です。高額が出やすくなっているにしても。

当せん者は?

アメリカでは基本的に当せん者名が公表され、インタビューも公開されます。
しかし、6つの州(デラウェア州、カンザス州、メリーランド州、ノースダコタ州、オハイオ州、サウスカロライナ州)では高額当選の場合も、匿名のまま当選金を受け取ることができるそうです。
匿名にできるなら、わざわざ名前を明かさないですね。
メディアも非公開の人はもし判明しても報道しないでしょう。

今のところ名乗り出ていないようですが、公開はしないでしょうね。
当たった人はファイナンシャルプランナーとかに相談しているころかな。

(2019/2/16 追記)

2/15現在で当せん者は名乗り出ていないそうです。
180日間なので、4/19までの受け取りが必要だそうです。
ファイナンシャルプランナーに相談して1週間から1か月後に受け取りというのは聞くけど、ここまで遅いと何かあったのか気になります。当たったことに気付いていないとか、無くしたとかの可能性も。
700億円を1%(米は長期金利2%ある)で預けても4か月で2億円!それより、当せん券を無くすリスクがあるから、換金を遅らせるのは得ではないと思います。
なお、サウスカロライナ州は所得税67億円をあてにして、予算を組んでいるそうで焦っているそうです。捕らぬ狸の皮算用ってやつですね。

(2019/3/6 追記)

3月4日に当せん者が名乗り出たそうです。南部サウスカロライナ州在住で匿名を希望とのことです。まぁ、そうですよね。
当せん者はくじ購入のために列に並んでいたときに、別の客に順番を譲っていたそう。数字選択式だから、譲らなかったら後ろの人が当たったという訳ではないけど、普段から良い行いをする人なんでしょうね。
サウスカロライナ州は税金が入ることになって一安心かな。分割じゃなかったし。

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