本日は短めの記事を。
上のタイトルの記事があり、
日本では毎年5000人ほどが交通事故で亡くなっていますが、この確率を計算すると、約2万6000分の1。つまり、宝くじで1等が当たる確率より、交通事故で死ぬ確率のほうが380倍も高いことになります。
と記載されていました。
宝くじ反対派の典型的な記事です。
何がおかしいって、宝くじは1枚購入したときの確率で、交通事故は1年間生活したときの確率です。
1年間で1億円以上の宝くじに当せんする人は、日本で500人程度です。
なので、宝くじに当たる確率は10分の1とも言えます。
いえいえ、交通事故は車を運転しない人でも、子供でも被害に遭う可能性があります。
(先日も小1の子が50歳女性の運転する車にはねられ死亡するという痛ましい事件がありました。)
宝くじは購入した人しか当たりません。
宝くじを購入する人は10人に1人もいないぐらいです。
そう考えると、宝くじで1億円以上当たる確率と交通事故に合う確率は同じぐらいです。
1億円以上と限定しなければ、宝くじ愛好家のほとんどが末等には当たっているでしょう。
仮に少なめにみて500万人だとすると、交通事故に遭う確率の1000倍ってことです。
まぁ、末等が当たってもうれしくないけど、100万円以上だったら1億円より当たる確率が上です。
さらに、
ほとんどの人は、自分が交通事故で死ぬなんて夢にも思わず、宝くじの1等当選を夢見るのです。
と書かれていました。
自動車保険の市場規模は宝くじの3.5倍はあるようです。自賠責を入れれば4.5倍。
この他に交通事故に備えて交通災害共済とか生命保険にも災害時の保険があります。
多くの人が交通事故のことを考えて、備えています。宝くじだけ考えているのではないです。
それに、悪いことを常に夢見るより、良いことを夢見た方が精神的によいです。
こういう記事にだまされないようにしたいです。
年間5000人が事故死していて、1等に当たる確率はその380倍難しい?
この確率通りだと1等発生本数500本×380=毎年19万人が事故死して
更に死亡事故は24時間以内の死者数だから実際の死者は更に多く
けが人や物損事故は更に多い筈、警官、医者、葬儀屋に僧侶、
損害保険会社の社員等は全員過労死しますね。
しかも、宝くじは1枚のみ入手した場合の確率、
何年暮らして事故死する確率か?、
そして、それ迄に何枚宝くじを入手するのか?
一生の間での確率で比較しないと無意味、ましてや、
宝くじは沢山買えて確率は幾らでも変える事ができますし、
一つしか無い命と1枚しか買わない宝くじとでは到底、比較できないですね。
例えば、ジャンボ宝くじは年に5回発売されますので、毎回1枚買いを
80年間続けて1等又は前後賞に当籤して億万長者になる相対的確率は
1000万分の(5回×3×80年)=1000万分の1200、毎回1枚買いでさえ
一生の間に事故死する確率よりも宝くじで億万長者になる
確率の方が3倍程高い事になります。
——– コメントに対する返信 ——–
この記事は今、読み返すと意味が分かりずらいです。
コメントで書いてもらった方がよく分かります。
まぁ、比較すべきベースが揃っていないのに、数値だけ比較するのはおかしいってことですね。
最近でも似たような記事を書いている人がいますね。
https://www.msn.com/ja-jp/money/personalfinance/「宝くじ1等6億円」確実に当選する方法/ar-AABzCxr#page=2
「(ジャンボの)1等の当せん確率は1000万分の1です。1年で5回ジャンボ宝くじが発売になりますから、1回でも1等に当たる確率は、1000万分の5となります。」
「(年間の)交通事故死の確率はおよそ3万分の1。宝くじのケースと分母を揃えると、1000万分の333となります。」
うーん、ツッコミどころが満載。友野典男(明治大学情報コミュニケーション学部教授)だそうです。
それでも、1枚入手の確率とした上で
入手数に応じて確率を変えられる事を指摘しているので
1枚買いの確率ばかりに固執して
辻褄の合わない理屈を捏ねる人よりはマシですよ。
ただ、間違いなく言える事は入手しない宝くじに当たる確率はいつまでもゼロ
事故ったりする確率しか残らないんです。
——– コメントに対する返信 ——–
事故の確率と宝くじの確率、これを数値で比べることがいかに難しいか。
数値をうまく使うとだましやすいので、私はなるべくインチキな数値は使わないようにしたいです。
それにしても、年末ジャンボの確率は数年前から2000万分の1だし、
バレンタインジャンボの1等と年末ジャンボの前後賞の金額は大差ないし。