今までは200円だったスクラッチに、1枚100円のものが登場します。
確率や賞金はどうか、なぜ100円スクラッチなのか考えてみます。
「100円スクラッチ」でお手軽に運試し(オフィシャルサイト宝ニュース)
100円スクラッチの販売目的
ロト6が週2回になる理由と同様に、売上増進策の一環です。
スクラッチは、その場で削って当たり外れが分かるので、
ちょっとした運だめしとしての利用が多いかと思います。
1枚100円(ワンコイン)なら、おみくじ的に気軽に楽しめるから、
新規需要を取り込めると考えたのでしょう。
平成22年度の宝くじモニターへのアンケート結果では、
年末ジャンボは1人10枚の購入が最も多い31%で、9枚以下は6%でした。
しかし、スクラッチは5枚以内が47%と最も多く、9枚以下は51%でした。
スクラッチは1枚だけ買って試すって人が多いようです。
100円なら、毎日とか毎週買うって人も出来るかな。
100円スクラッチが販売される経緯
平成21年度に宝くじの販売増を議論した時に出てきたようです。
そして、事業仕分けで叩かれた平成22年の報告書にも平成23年度から実施と記載されています。
もう、やるって決めたからやるってことなんでしょうね。
しかし、平成23年度に入ってすぐ、4月1日から発売とは。
そんなに100円クジに期待しているのですかね。
ちなみに、平成22年の報告書には、スクラッチクジの縮小も記載されています。
広告費もかけないようにして、経費もかかるから販売も縮小と。
クジを1枚作る経費は変わらないから、100円クジにしたら利益率が落ちます。
それを補って余りあるほど売れると思っているのでしょうか?
思ったように売れなければ、さっさと経費がかかるクジはやめて、
ジャンボ宝くじの高額賞金の本数を増やすようにして欲しいものです。
今回の100円スクラッチの当せん確率など
4/1~4/12の販売で、1等5万円から4等100円までしかありません。
1等の確率は、2.5万分の1とナンバーズ4ストレートより倍以上当たりにくいです。
その代わりに3等1,000円が50分の1と比較的に当たりやすくなっています。
1,000円の当たりを増やして、100円クジは当たりやすいと思わせる考えかな?
3ヶ所を削ってどこかに金額が書いてあれば当たりとのことです。
1列揃えば..とかじゃないので面白みは少ないかな。
こんなところで経費削減せずに、初めての人向けに楽しさも出せばいいのに。
まぁ、当たりの条件が分かりにくいと、初めての人は混乱するけどね。
次表に各等の当せん確率と、賞金の配分(売上配分)を載せます。
売上配分に購入価格を乗じた値が期待値となります。
例えば、1枚あたりの1等の期待値は、100円×2%=2円(安っ!)となります。
等級 | 当せん金 | 当せん確率(分の1) | 売上配分 |
---|---|---|---|
1 等 | 50,000 | 25,000 | 2.0% |
2 等 | 5,000 | 560 | 8.9% |
3 等 | 1,000 | 50 | 20.0% |
4 等 | 100 | 10 | 10.0% |
合計 | 40.9% |
なんと、販売総額の41%ほどしか賞金として還元されません。
今までのスクラッチなら44%ほどでした。
たった3%ですが、事業仕分けで叩かれてようやく0.59%を上げると決めたことに比べ、3%も下げるのは大きいです。
100円スクラッチはコストがかかるのは分かるけど、なんだかなぁって感じです。
しかも、3%下げても200円スクラッチより利益率は悪いんだろうなぁ。
100円スクラッチするなら、自治体の利益分を下げて賞金45%は確保して欲しいよ。
賞金安いから、所得税がかからないという宝くじのメリットもほぼ関係ないんだし、
賞金50%でもいいんじゃないでしょうか?
約4割って、、、
気が向いた時に買おうかと思ったけど、買う気が失せた。
たんに、私の計算が間違えただけだろうか?
—- 追記 —-
4月11日から発売の第2回の100円スクラッチも40.9%の還元です。
2等が5000円から3000円になって、ちょっと当たりやすくなっただけです。
スクラッチはかなりコストがかかるそうなので、売上がそうとう伸びないと、
100円スクラッチは廃止されそうです。
はじめまして。
100円スクラッチって、賞金の割合が少ないんですね。
ギャンブルっぽい競馬で75%もあるのに。
——– コメントに対する返信 ——–
そうですね。
宝くじは所得税がかからないので5割弱でも我慢してますが、4割ほどはあんまりかと。
しかも、100円スクラッチの賞金額程度だと所得税には関係ないでしょうし。
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