海外では宝くじの販売が好調です。
アメリカのパワーボールでは高額賞金で人気を集めているようです。
2014年で705億ドル(約8兆円)の売上とのこと。5年ほど前は約6兆円でした。
中国の宝くじは3.6兆円
2015年の宝くじ販売総額は過去最高の2千億元(約3.6兆円)だったそうです。
日本の宝くじは1兆円規模だったのが最近は9千億円程度です。4分の1です。
使途不明金やイカサマなどが話題になる中国の宝くじですが、5年間で売上が2.5倍と激増しています。
人口が10倍ですが、所得は日本の5分の1程度。宝くじの比率は高いですね。
台湾の宝くじは5千億円
台湾の昨年の宝くじの総売り上げは1376億元(約4800億円)で、6年連続で過去最高を更新したそうです。
日本の5分の1程度の人口で日本の半分の売上ですから、所得差も考えるとすごいです。
台湾ではスクラッチ宝くじが人気のようで、1等約9千万円のスクラッチもあります。
また、購入者の4割が女性で幅広い客層に売れているようです。
ベトナムの宝くじ
2014年の売上は63兆VND(約3400億円)で、こちらも増加傾向のようです。
人口は9000万人と日本とさほど変わりませんが、平均年収は日本の1/10以下のようです。
宝くじの売上の比率は高いですね。販売店が何社かあって、売上を競っているそうです。
韓国の宝くじ
2015年の宝くじ販売額は3.6兆ウォン(約3200億円)で過去最高だそうです。
12年ぶりに過去最高となったそうなので、低迷期を抜けてきたようです。
低迷を脱したのは、宝くじの社会の認識が肯定的になったとも言われています。
(景気低迷で宝くじにしか期待できないという話しも出てますが。)
日本ではなぜ宝くじが不調か
高度成長期を過ぎ、宝くじに依存する低年収の人が減ったせいもあるでしょう。
ただ、米国や韓国のように(中間層の将来不安から?)売上が増えている国もあります。
日本では不景気になっても宝くじの売上が増えないですね。
やはり、魅力的なクジが少ないからではないでしょうか?
高額賞金で売上を伸ばすのもいいけど、抜本的に改革して欲しいです。
日本が相対的に宝くじの売上が少ないのは、パチンコの売上が多いからでしょう。
ただ、パチンコは依存性もでるし、税金の問題もあるので、宝くじには頑張って欲しいです。
思いついたアイデアとして
・還元率の引き上げへ
→世界の中心で叫んでも聞く耳もたないでしょう。仮に55%まで引き上げても、実際はほとんど50%以下で売り出すでしょうし。もう競馬も数年行ってないので記憶違いかも知れませんが、還元率のアップする特別レースがあった様な。毎回は無理でも年に数回そんなクジを発売すれば、売り上げもアップすると思います。
・ナンバーズを1口¥100へ
→以前は「こんなクジにまで手を出したら終わりだ」と思ってました。当日結果が分かる=楽しめる期間が少ない、当たっても人生が変わる金額ではないので。でも最近ジャンボやキャリー等で勝負に出た時「せめて購入分くらいは取り戻せれば」と買うんですが、賞金額が賞金額なのに¥200はちょっと。¥100なら毎日でも買えるので、売り上げアップに繋がると思います。
・ロト6を週1回へ
→かつては1等2億円が出てもキャリーオーバーしてたのに、現状ではキャリーオーバーしてなければ2億円なんて到底無理。戻したところで売り上げがアップするとは思えませんが、軍資金の捻出が大変だし毎週2億円のチャンスが誇大広告になってると思います。この際ロト7も最高3億円に引き下げてもいいんじゃないでしょうか?。それでも多いくらいですし。
・ロトのひとつの数字を確定
→ちょっと現実味がないですが例えばロト7を年に2~3回でもいいので、特別回として事前に「第~回はあらかじめこの数字を確定する」と発表し、抽選前にその数字を取り出しておくんですよ。残り36枠から6個を当てれば当選なので、計算に間違いがなければ確率は1/1030万から1/194万にまで跳ね上がります。もしくは抽選は6回とし残りひとつは何でもOKとか。もちろん当たりやすくなるので1等が十数本、2等なんて100本以上出て賞金額はぐんと下がりますが、その回の売上は必然的にぐんと上がると思います。totoBIGも台風で1試合でも中止になりそうなら、売り上げも上がるそうだし。ロト6でも試してほしいですが、キャリーオーバーしてないと悲惨な賞金額になりそうです。
¥3000以上買えばその場で1口プレゼント
→去年から今年にかけて「宝くじワクワクキャンペーン」で次回のジャンボが当たるハガキを配布してました。同様に「ナンバーズ3~ロト7をその場で1口プレゼント」があれば無理しても¥3000分購入し、売り上げアップに繋がると思うんですが。ミニでも当たったら十分だし。
・有名人のツイッターやブログ
→にしきのあきら夫婦がロトやナンバーズの結果をアップしており雑誌にも連載してますが、もう少し有名人(失礼)が始めれば。例えばジャニーズやAKBの誰かが始めたら、それまで興味のなかったファンが僕も私もと買いそうな気がします。ちなみに勝俣州和さんもロトが好きで購入してるそうです。
・所得の引き下げ
→所得が下がると売れるんでしょうか。確かにビルゲイツや石油王が買うとも思えないし。民主党が政権をとれば逆アベノミクスで売れるかも。
・他のギャンブルの規制
→その資金が宝くじに回ってくるかも知れないですが、選手やファンが怒りそう。でもオートレースはもういいと思います。競輪も去年の一宮に続き来年千葉も廃止されるそうです。20年程前までは地場のパチンコ店も多かったですが、今は完全に大手に食われてますね。
以上稚拙ながら考えてみました。個人的には売り上げ云々より自分の当選の方が気になりますが、日本も諸外国の還元率や1枚1口あたりの価格を調査して検討してほしいものです。特にロト6~7は売り上げをキープしないと1等が1億円や2億円を割ってしまうので、近い将来自分が当たった時困るので(笑)。
——– コメントに対する返信 ——–
こんなに多くのアイデアを考えて頂きありがとうございます!!声を上げる人が増えていけば…
還元率は本当に上げて欲しいです。スペインの年末くじは70%ぐらいに特別に上げられていて、国民行事になっているそう。
まずは年末ジャンボだけでも還元率をあげて欲しいですね。その他も50%ぎりぎりにして欲しいし。
ナンバーズとかスクラッチとかは、おみくじ感覚でワンコイン100円がいいですね。
スクラッチは経費率が高そうだから、ナンバーズだけでも100円には賛成です。
ロト6は、ロト7が出来たタイミングで週1回に戻すべきでしたね。
愛されるクジなんてことを考えず目先の売上だけ考えてるから、逆にロト7を週2回にしようとしているって噂も聞きます。
だんだん愛想をつかれて売上が下がるってことに気づかないと!
週2回当初は合計で売上が増えてたけど、ロト7が始まる前に週2回の合計でも週1回当時の売上より落ちることになったことに気づいて欲しい。
totoBIGでは10億円にしてみたり、中止で確率が上がったりしますね。
ロトも年に数回参加のライト層向けや、たまに大勝負したい人向けにイベント回を作るのはいいと思います。
上限がない海外のロトだと、キャリーが溜まるとイベント的に売上が激増します。上限が変わらない代わりに確率アップはいいと思いますが、現実的にどう確率を上げるか。
3000円以上でキャンペーンはたまにやってますが、認知度が低いです。
還元率があげにくいなら、販売経費分(50%以外の部分)で購入者に還元するのもいいですよね。
認知度が上がれば売上が増えるでしょう。
他のギャンブルとしてパチンコは規制していくべきかと。
税制的に優遇されすぎだし、依存症で社会コストは増大しているし、怪しい私企業の資金源ってのも。