韓国で宝くじの売上が増えている理由

日本ではここ最近、宝くじの売上が減少しています。
(ロト6は週2回になって、当初は売上が増えましたが。)
韓国では、売上が増えていて、昨年より1割も増えているそうです。

韓国での売上の状況

オンラインロトが始まった2003年に4.2兆ウォン(約3千億円)でした。
それが、年々減少し、2007年には2.4兆ウォンまで減少していました。

2008年からは増加に転じ、昨年(2010年)まで年1~3%の増加でした。
それが、今年は大幅増で上半期に昨年同期比で10.2%の増加だそうです。
日本に比べ増減が激しいですが、1割増ってすごいですね。

売上の約95%はオンライン宝くじ(ロト)だそうです。
日本のロト6は、自分で数字を選ぶ人がクイックピックより多いですが、
韓国では、コンピューターまかせの人が多いそうです。

売上が増加した理由

ニュースでは不景気になって宝くじが売れたと言ってます。
それだけが理由でしょうか?
リーマンショックの2008年から増え始めたそうですが、今年の激増の理由は?
ギリシャ危機がありましたが、今年の上半期ではそれほど影響ない気が?

宝くじ自体の人気が増えたことも大きいと思います。
宝くじを題材にしたドラマもあったようですし、CMとかの影響もあるかも。

オンライン宝くじは順調に売上を伸ばしているようです。
日本のtotoもインターネット販売が増えています。
ネット販売による影響もあるでしょう。日本でも早く導入すればよいのに。

ロトくじを1枚2000ウォン(約150円)から1000ウォンに値下げしたそうです。
値下げした直後は売上が激減したそうですが、長期的にはよかったのでは。
抽選は週1回で変わらずに、日本では考えられない週末の土曜日の夜です。

日本も週2回にして既存ファンからの売上増を狙うより、ファン拡大へ、週2回にする変わり1口100円にしてもよかったのでは。
2~4等への配分を減らせば1等賞金をあまり変えずに行けたでしょう。
100円スクラッチと違い、経費はそれほど増えませんし。

韓国では今年の下半期(7/1)から年金宝くじも販売しています。
こちらも大人気で、販売後1~2日で売り切れる状況だそうです。

韓国スポーツtotoは、ナイジェリアに事業運営のノウハウ伝授だそうです。
積極的にいろいろやってますね。八百長対策に集中しろとも思いますが。

日本でも、もっと購入者の視点にたって宝くじの改革をして欲しいです。
今年は改革の年だったはずですが、

・経費率が高く、賞金への配分が約40%と低い100円スクラッチ導入
・ファン無視?のロト6の週2回化
・ドリームジャンボのみ賞金配分を上げるが、その他は微妙に下げる
・お楽しみ抽せんの商品のグレードを下げる
・ジャンボ1等賞金増より、昨年のように2等1億円の本数増がよかった

なんか、あまり購入者の方を向いていないような気がします。
(最後は、1億円を目指している私の個人的な思いですが)

日本は、そもそも発行元の組織構造を改革しなきゃダメですかね。
あの条件なら東日本大震災復興宝くじも消化率が低かったんじゃないですか?

スウェーデンの宝くじCMがカンヌ国際クリエイティビティ祭で受賞したそうですが、CMでも日本は見習わないとね。

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