高額宝くじが当たったのに、賞金を支払ってもらえない所があります。
イリノイ州の財政危機で宝くじ賞金が凍結!
当選者「最悪~ッ」 州が金欠、宝くじの賞金払えず
上記リンク先はそのうち見えなくなると思いますので、一部、引用しときます。
アメリカのイリノイ州が販売した宝くじの高額当選者に7月以降、当選金が支払われなくなりました。予算を巡り、議会が膠着(こうちゃく)し、州の財政がひっ迫したためです。監査官によりますと、「金欠で州が払えるお金は1ドルもない」ということです。宝くじの広報担当者は「議会の膠着状態が終われば、当選金が支払われる」としています。しかし、その時期については全くめどが立っていないということです。
賞金2.5万ドル(約300万円)以下の当選者には支払いを行っているそうです。
それ以上の賞金は支払い保証書が発行されるだけで、支払われていないそうです。
一時的なことで1年以内には受け取ることができると思いますが、気分悪いですね。
なお、賞金を払ってないのに、新規の宝くじは販売を続けているようです。
宝くじの賞金で財政がなんとかなるのか
イリノイ州の財政赤字は数十億ドル(数千億円)規模だそうです。
支払い義務が生じているのが総額で2.5万ドル(約30億円)と報道がありました。
支払い義務は今後も増えるでしょう。1年間凍結したと考えてみます。
イリノイ州の宝くじの売上は、年間数十億ドルで財政赤字に匹敵するようです。
支払いを凍結している高額賞金への配分が1割だとすると、赤字の1割ほどに。
いつかは支払うでしょうから、赤字の一部の利息がまかなえる程度ですね。
しかも、滞納した期間は約束を破ったので延滞利息を請求される可能性も。
そうすると、結局は財政にとってマイナスにしかならないかと。
それに、宝くじの売上は今後、確実に下がるでしょう。
アメリカでは高額賞金に税金がかかるし、もともとのピンハネも大きいです。
1割も売上が下がれば、凍結する高額賞金よりも税収の減少の方が大きくなるでしょう。
議会がもめてるとばっちりでしょうが、誰も得しない状況ですね。
日本でも起こり得るのか
日本の財政赤字はもっとすごいです。では、日本でも起こるのでしょうか?
宝くじの賞金は別立てになっているので問題ないと思いますが、この事例を見ると。。。
売上を国がかすめても誰も得しないと気づいて、常識的に対応して欲しいものです。
とりあえず、今はオリンピック開催のために宝くじを少しでも多く売って、収入を増やしたいと考えている状況なので、売り上げ減につながることはしないでしょうね。