2015年度の宝くじの販売額は9154億円
2015年度の宝くじの販売実績額が9154億円と報道されていました。
2年ぶりに前年度を上回ったとよい印象のニュースになってます。
2014年1月に「ナンバーズ3」と「ナンバーズ4」が、2016年1月から「ミニロト」「ロト6」「ロト7」がインターネット販売されるようになったからというような報道もありました。
例えば読売新聞のタイトルは「ネットで伸長、宝くじの販売額9150億円に」です。
それを踏まえ、全国自治宝くじ事務協議会はネットの販売を強化していく方針だそうです。
タイトルで「減少傾向」としましたが、中身を見ると実はうまくいってないです。
ネット販売で宝くじの売上が増えているのか
2015年度の数字選択式の売上は3904億円で前年度から1.9%の減少だそうです。
インターネット販売のせいで減少したとは思わないけど、増えてはいないです。
それでは何で増えたのでしょうか?
1等賞金が10億円となった年末ジャンボが増えています!
年末ジャンボは前年度比14.0%増の1971億円です。240億円ほどの増加です。
宝くじ全体では9007億円から9154億円へと147億円の増加なので、年末ジャンボを除けば90~100億円の減少なのです。
他のジャンボでは1等賞金を3.9億円から5億円に上げたオータムが増加しているが、ドリーム、サマー、グリーンの各ジャンボは売上を落としています。
宝くじの販売額は減少傾向
宝くじの販売実績額は2005年度の1兆1047億円をピークに減少傾向で、2015年度も前年度からわずかに増加しただけなので、2012年度以降は4年連続で1兆円を下回っています。
2015年度は増加といっても微増であり、それも年末ジャンボの1等賞金増加による一時的なものなので、減少傾向は続いています。
1等賞金を増やし続けて売上を増やし続けるのは無理があるため、今後も減少傾向は続くでしょう。
ファン層を増やすように、1等賞金額の高額化に頼らない魅力的なクジを増やさないとダメだと思います。
トトだと、100円BIGはファン層拡大によかったと思います。売れてますし。
コメントを見る (1)
・確率や中間賞金額なんて言わなければ分からないので、1等賞金額を増加する=売れる。嫌ならミニを買え。
今は完全にこの図式ですね。損をしないように¥4000なんて賞金額を設置してみたり。前にもコメントしましたが、キャリーオーバーやtotoBIGで8億円や6億円が当たり前になっているので、5億円だ3億円だ言われても新鮮味がありません。
宝くじの売上を伸ばしたいのであれば、早急にロト7を2億円、ロト6を1億円に下げ週イチに戻すべきです。この売上じゃキャリーオーバーでもしない限り、4億円や2億円に届く訳ないんだし。
あと強いて言うなら多様化し過ぎ。給料から購入額なんて決まってるんだから、あれこれ手を出したらどれかが減るのは当然でしょう。自分で自分の首を絞めているとさえ思います。
・ところで第158回ロト7の1等5億3千万円は石垣島の「サンエーショッピング石垣タウン」で出ました。恐らくジャンボのみを発売する郵便局を除くと、日本最西端&最南端の売り場でしょう。「ジャンボの1等が三大売り場でよく出るのは販売枚数の桁が違うから」と言うのは小学生でも分かりますが、果たしてこの売り場で何口のロト7が売れたのか?。スゴイ確率だと思うと共に、どこで買っても確率は一緒なんだと痛感させられました。毎回過去のデータ等から予想して何万円も注ぎこんでも、当たらない奴は当たらず。買い物ついでに「おっ?キャリーオーバーしてるじゃん。久しぶりに買ってみようかな」とQPで1口買った奴が当選。3.6.7.30.32.36.37なんて偏った数字どう考えてもQPですよね?。いいなぁ。
もう暑くなってきたので、僕も早く当てて最北端の稚内か最東端の根室あたりで夏を過ごしたいものです。
-------- コメントに対する返信 --------
キャリーが溜まらないなら、回数を減らすなどしないとですよね。週1でいいと思うが。
宝くじの長者白書とかを見ても、確率どおりに当たってる感じです。
QPで当ててる人も多いですよね。私も早く当ててのんびり避暑地に行きたいです。