宝くじが事業仕分けに入って、話題となっています。
総務省の宝くじ問題検討会が、
「宝くじの普及宣伝事業について、公益法人などへの助成を減らし、
当せん金や自治体の収益金を増やすべきだ」
とする報告書をまとめたそうです。
宝くじは事業仕分けで一時的にも廃止になるの?
事業仕分けの問題で、宝くじや競輪が廃止になるって受け取る人もいるようですが、
そんなことはないですよね。そんなに簡単になくせないでしょう。
公益法人が無駄遣いしたのは、宝くじを楽しみにしている庶民にはなんの関係もないことです。
競輪選手とか競輪の事業者にしてみたら、きちんと国に収益の一部を払ってたら、
その金を天下り団体が無駄遣いしたんで、おまえらの仕事をなくすって言ってるものです。
会社にあてはめると、法人税をきちんと払ってたら、その税金を無駄遣いする奴がいるんで、
おまえの会社は潰します。っていうようなもんだ。(ちょっと違うか。)
宝くじや競輪じたいが廃止ではなく、
公益法人に金を落としている宣伝普及事業が廃止ってことですね。
無駄遣いするところにお金を回さなければいいだけです。
金の価値が分からない公益法人には、金を回さないで欲しいです。
そこで下っ端として甘い汁を吸えずに働いている人には迷惑な話でしょうが、
普及宣伝事業として有効に金を使わないなら廃止してください。
当選金が増えるの?
現在、宝くじは売上げの40~50%で平均45%ほどが賞金です。
(地方くじが43%ほどで、ジャンボとかが47%ほど)
15%ほどが販売・印刷等の経費で、40%ほどが利益です。
15%弱の経費のうち20%近くが宣伝普及事業として、
天下り団体の収入となっているそうです。
(私が勘違いしていた所がありました。他に何かあればご指摘ください。)
それで、その一部を自治体の収入と当選金に割り振ってはどうかとのことです。
当選金に割り振られるのは、多くて売上げの1%弱のようです。
1ユニット30億円のジャンボ宝くじで、3000万円弱ですね。
2等や3等の賞金か本数がちょっと増える程度かな。
売上の1%弱と言わず、もっと多くしてもと思いますが。
自治体分と天下り団体分を減らして、50%を賞金に固定してもよいと思います。
まぁ、0.5%としても、高給取りの天下りの人を儲けさせていると思わなくてすめば、精神的にはうれしいです。
もっと高額賞金の宝くじを、という話しもあるので、
1等前後賞で5億円ぐらいのクジが出来るかもしれません。
その代わり、2等などの本数が減るでしょうから、うれしくないです。
末等の数百円がなくなるか本数が減って、1等賞金アップならまぁよいです。
—追記—
宝くじ事業の見直し案
全国自治宝くじ事務協議会は12日、宝くじ事業の見直し案を発表したそうです。
上に示した宝くじ問題検討会の検討結果を受け入れる内容のようです。
しかし、150億円を浮かして、100億円は自治体に、50億円は当選金だそうです。
もともと40%も自治体に入るんだから、100億円が賞金にしてもよいと思う。
50億円ということは、発売額の0.5%です。すくな。
今年の年末ジャンボは2,220億円の販売予定です。
年末ジャンボだけに割り振れば、2.3%ほどですか。
配当割合の上限50%のぎりぎりまでいきますね。
それでも、1等に全額を回しても+1億円分はないです。
2等1億円をもう1本増やして、足りない分は、300円とか3000円とかの
当選数が少なくなるのがいいな。
—さらに追記—
再仕分けの結果
11月15日に事業仕分けの宝くじに関する再仕分けがありました。
上記、見直し案で一定の努力が認められるけど、
中期的にはもっと改革してねってことでした。
「(財団を)統合すれば事務費が浮くというものではない」
っていう意見に押された形のようです。
無駄な財団は廃止すればいいのに。
公営ギャンブルの事業仕分けでは、「天下り廃止」ってなりましたね。
天下りって制度自体をなくしたらいいのに。
企業にとって本当に有用な人材もいるかもしれないけど、
周りを見てると、老害なだけな気が。
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