配当に売上の半分も回らない「宝くじ」ですが、一種の税金とも言われます。
「宝くじは社会的弱者への税金」とか「人々が喜んで支払う税金」とか。
社会的弱者って
金銭的に困っている貧乏な人を「社会的弱者」って言っているようです。
収入別購入割合から分かるように、貧乏人ほど宝くじを買うからです。
それに加え、知識・知能が低い人を指していると考える人もいます。
宝くじは、期待値が低く、攻略しがいのないギャンブルだからです。
掛け金の半分ぐらいしか賞金に配分されていないのを考えない人が多いから。
人々が喜んで支払う税金
普通は増税されると嫌だし、税金の支払いを避けられるなら避けたいです。
でも、宝くじは買わないという選択ができるのに、わざわざ買ってます。
購入代金の4割ほどは自治体の収入なので、喜んで支払う税金と言われます。
悪意がなく言っている人もいるでしょうが、バカにした表現な気もします。
宝くじ以外で簡単に夢が見られるのか?
宝くじ買うぐらいなら、競馬しろとか、カジノだとか、FX(為替)だとか、仕事頑張れとか、起業しろとか、まぁ、さまざまなことを提案する人がいます。
でも、そんなに手軽に一攫千金の夢が見られるのかと反発しときます。
何回も書いてますが、競馬で10倍馬券を5連続で当て、3000円から3億円にしようと思ったら、1回75%の5回で約23.7%の還元率なんです。
10倍馬券は約13.3分の1の確率で5連続当てる確率は、約42万分の1です。
還元率50%のtotoBIGを3000円分なら約48万分の1の確率で倍の6億円です。
(キャリーがとか、2等以下がとか、税金とか、オッズ下がるとか、細かい話は置いとく。)
カジノなんてまだ日本で手軽にできないし、還元率95%超なんて幻です。
FXだって連勝は厳しくなるし、税金もかかるし、ハマって死亡な予感。
仕事とか起業とかまで言われると、比較対象になるのかと言いたい。
「ひとつ上のステイタスに移行する方法が宝くじくらいしか存在しないとすれば、宝くじを買うための少額のリスクは、単に期待値で計れるものではない」とMunting Rogerが言うとおり、他の道がブロックされている人ほど買うのです。
宝くじは不利な賭けには違いない
もちろん、宝くじが常に素晴らしい訳ではありません。
当たりにくくて、夢が破れるケースがほとんど。
お金の運用という観点でみたら、非常に悪い商品に分類されるでしょう。
お金を払って映画館で夢を見るように、ビールを飲んで気分良くなるように、娯楽の一種として楽しむものだと思います。
喜んで支払う税金というのは、娯楽を楽しむ費用だからです。
増税として自治体の取り分が40%から50%に上がったら喜ぶ訳ないです。
依存症の恐れも少ない宝くじは減税を
宝くじは経費を除いた40%が地方税のようなものです。
たばこは税が65%ほど、ビールが45%ほど、ガソリンが40%ほどだそうです。
宝くじのみが高税率ではないですが、ギャンブルでみると違います。
競馬等は経費を除くと10%ほど、パチンコは法人税が売上の1%弱?(年度や事業者によって大違いなのは置いとく)
いくら宝くじの当せん金が非課税とはいえ、納得がいきません。
たばこのようには他人の健康に悪影響がないし、ガソリンのようには税金で道路などのインフラ整備が必要ではないし、ビールや競馬・パチンコなどのようには依存症の問題は起きないし。
宝くじというゲーム自体に、のめり込む要素は少ないです。
熟練が意味なく、当たりやすさや抽選方式から興奮がしにくく、負けて興奮した状態で続けて勝負ってこともしにくいです。
射幸心を煽りすぎる宝くじになることを法で規制し、スマホでオンラインカジノってのは宝くじと別枠の高税でよいので、従来の宝くじは自治体分40%から減らしてください。
もしかしたら、売上増で収入増になる可能性もありますよ。
依存症になりやすい他のギャンブルから、宝くじに移行させた方が良いと思うし。
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ちょうど、似たようなことを題材にした記事がありました。
「宝くじは愚か者に課せられる第二の税金」とレオス・キャピタルの藤野氏 − 日本人は博打好きで寄付が嫌い
ちょっと中身が薄い記事でしたが。
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