インターネット販売で新宝くじのロト7!年金宝くじは?

前回に続き宝くじ活性化検討会の報告書についてです。

インターネット販売は?

検討会の1番の目的は、インターネット販売に向けた法改正でした。
こちらは報告書に「必要な法改正をすべきである」と記載がありました。
この法改正のための検討会だったし、ネット販売は実現するでしょう。

全国自治宝くじ事務協議会でもネット販売について検討会を開いています。
その中で、規模の小さいナンバーズから試験的に導入とされています。
その通り進むか、ネット専用商品を発売しそうで、ロト6は先になりそう。
既存販売店を守るため、ロト6のネット販売はしたくないようです。

コンビニ販売やみずほ以外のATM販売も検討しろと報告書に記載されました。

ロト7(仮称)の導入が間近?

報告書に「ロト7(仮称)等の新商品の導入」と記載がありました。
わざわざ(仮称)の商品を記載なので、具体的な商品発売が近いようです。
「インターネット専用の新商品の開発に取り組むべき」と記載もありましたが、これとは別のようで、既存店+ネットの複数チャンネルで発売かも。

第2回検討会の資料には「totoBIGに対抗できる商品として、単価300円で1等上限3億円、キャリーオーバ時6億円のくじを現在開発中」とありました。
しかし、これだとロト6を単価・賞金ともに1.5倍にしただけです。
これでは二番煎じでtotoBIGの対抗にならないし、違う形にして欲しいです。

賞金上限を引き上げて、確率が低いが賞金の高いクジが導入されるかも。
それがロト7(仮称)になればよいですが、どんなクジになるでしょうか?

ロト6と同様に43個の中から7個を選ぶなら、全的中は約3222万分の1です。
今のロト6の1等より約5倍当たりにくくなり、賞金は5倍ほども可能です。
他の等との兼ね合いもありますが、上限は10億円ぐらいのクジになるのかな。
1000万分の1ぐらいで条件を工夫して上限10億円までがいいのでは。

年金宝くじも導入されるかも?

今まで話題に出ていなかったですが、期待の多い年金くじの記載も。
「当せん金を分割して受領できるくじの開発を検討することも考えられる。」
検討会の野原委員に提案したのがよかったかも。
もちろん、導入の際には自治体の地方債の金利分ぐらいのプレミアムをね。

韓国も米国も分割受取した方がメリットあるから売れているんですよ!!

最後に本検討会について

あまり宝くじについて詳しくない人がこの検討会の委員だったようです。
1兆円産業なんでもっと専門家を育成した方がよいのではと思いました。

報告書に東日本大震災復興宝くじについて「既に復興支援意識が低下傾向にあった発災後4ヶ月半を経過した時点で発売されたことが販売不振の一因と考えられており」と書いてありました。
過去に比べ4ヵ月半は十分に早いと思うし、別の理由が大きいと思いますが。
義援金と違って、震災直後に販売するのもどうかと思いますし。

終息宣言から1年以上たって発売の口蹄疫復興宝くじよりも消化率が低かったんですよ!

—追記—
ロト7について2012年2月12日にニュースになっていました。
高額賞金の「ロト7」計画=売り上げ回復へ発売検討-宝くじ協議会

都道府県と政令市でつくる「全国自治宝くじ事務協議会」が、数字選択式宝くじの新商品として、「ロト6」より高額の賞金が当たる「ロト7」の発売を計画していることが11日、分かった。低迷する宝くじの売り上げ回復が狙い。1等賞金の額については今後、最高3億円(繰り越し賞金発生時は同6億円)とする案などを検討する。

目新しい内容ではないですね。

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